ずいぶん、ご無沙汰

こんばんは、ことにです。

ずいぶんご無沙汰してしまった。

8月３１日。いかにも「夏」だった時間の最後の日。

コロナでライブがたくさんなくなってしまった。

メンバーと顔を合わせることも、連絡をとることも少なくなってしまった。

ずいぶんご無沙汰してた交換日記をこっそり書く。

ひきこもりがちな毎日で、本を読んだり、映画を見たり、

音楽を聴いたり、

なんとなくーいや必死に繋ぎ止めようとしているみたいにーそうしてる。

ついさっき、「食べられる男」という映画を見終わった。

二年ほど前に舞台をみてみたくなって、「舞台　名古屋　小劇場」なんかで調べて

偶然出てきたヨーロッパ企画の「ギョエー！旧校舎の７７不思議」を名東文化小劇場に観にいった。ほとんど衝動的に。

「食べられる男」の冒頭でヨーロッパ企画のロゴが現れた。

ピンときた。

主演の本多力も、あのとき舞台に出てた人だった。

めづらしく見始めたアニメの絵を描いていたのが江口寿史だったことを

あとから知るみたいに、

過去の選択と、現在の選択がなんとなくふれあう感触がして、

自分のなにげない選択が息をしているみたいだと思った。

情報に溢れかえる時代で、自分の選択が信用ならない時がある。

「時がある」というより、ほとんど信用ならない。

なにも情報がない中で、自分の気まぐれで選んでみるというのは

自分を試しているような、訓練しているような感じがして

いいと思った。

今自分がしている選択が、正しいか正しくないか不安になっても

こういう何気ない出来事が、そっと背中をおしてくれるんだろうなと思った。

正しいとか正しくないとかじゃなくて、それをそっと包み込むように

大事にしたいなと思った。